霊性の高み

コラム

霊性とは、過去生で到達した事のある、精神的成熟度の記録です。筋トレに例えるなら、マッスル・メモリーみたいなものです。

我々が持つ肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体といった重層的身体の何処かに、精神レベルの成長記録を保存する機能が備わっています。

その為、輪廻転生で次の人生が始まっても、記録された所までは精神レベルが速やかに上昇(回復?)するのです。

 

霊性は過去生における積善(良いカルマ)の結果であり、霊性を高める努力は本人を決して裏切りません。

でも、過去生で霊性を高めた経験がある人は、つい今の自分と比較してしまって、そのギャップに苦しむ事になります。

転生によって記憶が曖昧になるので、自分が何にギャップを感じているのかが良く分からず、何かに導かれるようにスピリチュアルの世界に興味を持ち始めます。

 

楽になりたくて、ギャップを埋める為に色々と頑張るのですが、霊性の高さは敏感さと繊細さという形で表れるので、ちょっとした事で傷つき易くなります。

傷つき易い人は、ストレスを感じた時に怒ったり、他人を恨んだりするのではなく、悲しくなります。それは悲しみという人間らしい複雑な感情を知っているからです。

私達の霊性は、複雑で高度な感情を経験することによって高まります。更に霊性を高めていくると、より高度で豊かな感情を経験する事が出来ます。

 

人間が持つ感情の中でも、最も高度なものが誇りです。誇りは自分の言動を縛って不自由にしますが、霊性の究極を知るのに必要不可欠なものでもあります。

高度な感情を知った人は、次第に低レベルな感情を嫌うようになります。それは他人を見下したり、お高くとまって優越感に浸るのとは次元が違います。

因みに、霊性の低い人は息を吐くように嘘を吐きますが、霊性の高い人は強烈な罪悪感と自己嫌悪に襲われるので、嘘を吐く事が出来なくなります。

 

霊性を高めて誇り高く生きている人は、必然的に神社仏閣に引き寄せられます。何故なら、神仏は人間以上に霊性が高く、極めて高度な感情を持ち合わせているからです。

引き寄せの法則により、高次の者は、より高次の者に引き寄せられ、低次の者は、より低次の者に引き寄せられていきます。

霊性を高めるコツは、自分より下を見ない事です。横か、上だけを見て、更なる高みを目指しましょう。その探究の果てには、悟りという無上の歓喜が待っています。

 

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