「氣」は普遍的な運動エネルギーなので、日々、世界中の何処でも発生しています。そして「氣」の中には、人間にとって有益な「氣」と、有害な「氣」があります。
良い「氣」を取り込むには、悪い「氣」を祓うテクニックを身に着ける必要があります。そのテクニックを身に着ければ、私たちの生活レベルは見違えるほど向上します。
最も簡単で確実なのは、盛り塩や、塩風呂などの、塩を使った邪氣祓いのテクニックです。特に、大きな神社で頒布されている「神饌の塩」を使うと、絶大な効果が得られます。
神饌の塩が簡単に手に入らない場合は、自宅の神棚や、近所の神社に塩をお供えして、それを使いましょう。お供えの際は、塩を容器に入れたままでも大丈夫です。
神様にお供えする時は「おあがりください」と声をかけ、持ち帰る時は「おさげします」と言いましょう。塩と一緒にお酒も供えると、とても喜ばれます。
お供えをした神社の御神札を自宅で祀ったり、お守りを身に着ければ、なお良しです。その塩を小瓶に入れて首から下げたり、ポケットの中に入れておくという手もあります。
塩は鉱物(ミネラル)であり、最強のパワーストーンでもあるので、飲食のみならず、身に着けるだけでも効果を発揮してくれます。
仏教徒の方は、盛り塩に抵抗を感じるかも知れません。その場合は宗派の腕輪念珠を身につけて、毎日お経を上げましょう。
上げるお経も宗派によって違いますが、邪氣払いが目的なら、お念仏、お題目、ご宝号、釈迦名号で十分です。
修験道、陰陽道、中国道教に抵抗がない方なら、早九字(はやくじ)の呪法を習得しておいて損はないので、普段から練習しておきましょう。
人差し指と中指で「刀印」を結び、臨兵闘者皆陣列在前(りん ぴょう とう しゃ かい じん れつ ざい ぜん)と呪文を唱えながら横→縦→横→縦→横→縦→横→縦→横と空中に籠目(かごめ)を描き、描き終わったら気合と共に、籠目の中央に刀印を突き込みます。
既に「氣」を感得している人なら、呪文と刀印は必要ありません。手のひらから「氣」を発しながらゆっくりと籠目を描き、最後に籠目の中央を押し込むだけで、通常の早九字よりも強力な邪氣祓いを行えます。
この場合、必要となるのは、自らの「氣」のパワーと、正確に籠目を描く技術だけです。因みに、熟練者がこの術を行うと、空間が破裂するような感覚が生じます。
神仏や宗教の力を借りたくないなら、土に埋めたり、水に流したり、火にくべたり、風に晒したりして、地水火風の四元素の力で邪氣祓いを行いましょう。
昔のように家電を使わず、雑巾で水拭きをしたり、箒(ほうき)や、ハタキで掃除をすれば、自然な形で邪氣祓いをすることができます。
掃除の仕上げに、ちょっと大きめのアロマ・キャンドルに火を灯せば、邪氣祓いは完了です。あとは思う存分、有益な「氣」を取り込みましょう。
コメント