外氣を取り込みましょう

各種「氣」の術法

「氣」を感得し、邪氣祓いの方法を覚えたら、次に外氣(がいき)を体内に取り込む練習をしましょう。外氣は体の外にある氣の総称ですが、何故か自らの意思でコントロールすることが可能です。

ただ、体内の内氣(ないき)に比べるとコントロールしにくいので、最初は内氣のコントロールから始めましょう。

やり方は簡単です。手のひらを向かい合わせて、感じた「氣」を左手で吸収し、左腕 → 胸 → 右腕と循環させて、手のひらの間に戻すだけです。

 

その際、指や、手首や、両脇、背中の筋肉と関節を緩めるのがコツです。体のどこかが力んでいると「氣」が感じられなかったり、上手く通らなかったりします。

最初はゆっくり循環させますが、慣れると「氣」を速く動かせるようになります。呼吸は普通にして大丈夫ですが、慣れてきたら左腕で吸い、右腕で吐くようにすると良いでしょう。

「氣」はメンタルの影響を強く受けるので、心の底で「そんな事が出来る訳がない」と思っていると、本当にできなくなります。心と体は、常に柔らかくしておきましょう。

 

「氣」の循環には気功の効果もありますが、左右の乳頭の間にある壇中(だんちゅう)というツボに集めて、意識をかけながらゆっくり呼吸をすると、更に「氣」のパワーを高めることができます。

この動作を温容(おんよう)と言います。

体内にある他のチャクラでも温容をすることができますが、かなり難しいので、十分になれるまで腕と壇中(アナハタ・チャクラ)で循環と温容の練習をしてください。

 

体内で「氣」の循環と温容の練習をしていると、いつの間にか外氣もコントロールできるようになっています。

試しに、自宅にある磁石かパワーストーンの「氣」を感じて、体内に取り込んでみましょう。壇中か、臍下丹田(マニプラ・チャクラ)にまで「氣」を導ければ、なお良しです。

寒い季節ならストーブの熱と共に発せられている「氣」を吸収すると良いですし、春先の若葉から「氣」を吸収すると、とても元気が出ます。

この外氣を吸収するテクニックを、外氣摂取と言います。

 

外氣摂取に限界は無く、イメージと「氣」の感覚を合わせれば、有機物、無機物を問わず、時間や次元さえも超えて「氣」を引っ張ってこれるようになります。

しかし、生物から「氣」を吸収し過ぎると、対象の健康を損ねてしまうので、ある程度まで上達したら、森や、地脈や、地球や、宇宙全体から「氣」を吸収するようにしましょう。

自然界から外氣摂取をする場合は、手のひらだけでは効率が悪いので、頭頂や足の裏でも「氣」を吸収できるようになった方が良いです。

 

上手くできないときは、足裏を合わせて「氣」を循環させたり、会陰部のムーラダーラ・チャクラでの温容をしてください。

頭頂のサハスラーラ・チャクラで外氣摂取ができるようになれば良いのですが、かなり難しいので、じっくり時間をかけて練習してください。

因みに、古の仙人は霞を食べたと言い伝えられていますが、実際は天地に満ちる「氣」を吸収して、食事の代わりにしていました。ここまで来ればブレサリアン(不食主義者)の仲間入りです。

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