性差を活かし合う

魂の休息

休息を目的としたグループ・ソウルを作り、そのメンバーの中から神上がりの条件を満たす人物を輩出し、メンバー全員をグレート・マザーの元に連れ還ってもらう。

それにより輪廻転生の円環を一時的にストップさせて、メンバー全員が魂の休息を得る。

この方法だと、連れ還ってもらう側は楽ですが、連れ還る側の人は幾多の試練を乗り越えなければいけないので、かなり大変です。

 

自らの霊性を高めて、神上がりを目指すまではともかく、メンバー集めは余程のモチベーションが無ければ続きません。

何故なら、グループ・ソウルや神上がりについて何も知らない人達と話をして、キチンと説得し、協力を得なければならないからです。

これは人生を懸けるレベルの大仕事になりますが、その割には、連れ還る側の人に旨味がありません。

 

元々神上がりは、自分の為にすることです。その結果として親しい人達と共に還るという選択肢を得られるのですが、基本は独りで還るものです。

この「親しい人達」はソウル・メイトと呼ばれており、グループ・ソウルの中でも特に強い縁で結ばれている人達です。

その縁は過去生での助け合いによって結ばれたものなので、独りで黙々と努力してきたり、誰も助けようとしなかった人には、ソウル・メイトと呼べる人は居ません。

 

今はソウル・メイトが居なくても、助け合いや支え合いをすれば作れますし、その最も自然な相互扶助(そうご ふじょ)の関係は、夫婦です。

過去生で一度も夫婦という関係を経験したことの無い人は居ませんが、夫婦関係や家庭の崩壊を経験した人は多い筈です。

その辛い経験により、他者と相互扶助の関係を結ぶことを恐れるようになり、自らの意思でソウル・メイトと距離を取る人も居ます。

 

こういった不幸な関係は、相互扶助と、相互依存を取り違えることによって起きるものです。

精神的に自立している人は、相手への依存心が少ないので常にサバサバとしており、関係がダメになったと思った瞬間、感謝と共に去っていきます。

でも、他者への依存心が強い人は、相手を振り向かせるために痛々しい努力をしたり、去っていった相手をいつまでも恨んだり、延々と悲しみに耽ったりします。

 

でも、特定の誰かに執着していたら、他のグループ・ソウルのメンバーと、相互扶助の関係を結べなくなってしまいます。

また、相互扶助の関係に必ずしも恋愛感情は必要ないので、別に夫婦という関係でなくても構いません。

要するに、夫婦や恋人といった肩書よりも、いつでも助け合う信頼関係を結ぶことの方が大切なのです。

 

ただ、新しいグループ・ソウルを作ってリーダーシップを発揮したり、試練を乗り越えて神上がりをするような人物は、どうしても男性の方が多くなります。

それは霊性の高さではなく、ゲノム(遺伝子)や脳の問題なので、文句を言っても始まりません。飽くまでも、これは今生での役割の話なのです。

つまり、男性に生まれてしまった人は、女性メンバーの為に努力しなければいけないし、女性に生まれてしまった人は、男性の努力を支援しなければいけないのです。

 

男女は平等ですが、役割には違いがあります。その違いを認め、受け入れないと、お互いに成長することができないし、霊性を高め合うこともできません。

その相互関係によって男女の愛情が深まり、お互いを掛け替えのない存在と認め合い、やがて強い縁を結ぶに至ります。

特に男性にとって、女性からの愛情は人生最大の報酬であり、愛情が欲しいというモチベーションは、個人の限界を易々と突破させるほど強烈です。

 

男性は、女性というガソリンが無いと走れませんが、モテるためなら底無しに力が湧いてくるのです。

女性には、こういった男性の特性を理解して、愛情という飴と、別離という鞭によって、最後まで気分良く走らせてあげるような器量が必要です。

男尊女卑や、女尊男卑といった上下関係や主従関係では無く、お互いが主という関係もありますし、そうでなければお互いを高め合うことはできないのです。

 

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