恋愛と幻想

スピリチュアル恋愛術

恋愛は確かに良いものですが、ハッキリ言って現代人は恋愛に幻想を抱き過ぎています。その原因は、TVや動画、漫画や小説といった創作物の影響です。

いわゆる「恋愛もの」は根強い人気を誇るジャンルですから、それらの創作物がヒットすれば、大変な売り上げを叩き出します。

でも、売れる「恋愛もの」は美化されたファンタジーばかりで、リアル志向の作品はそれほどヒットしません。

 

恋愛に幻想を抱いている人は、自分のことを棚に上げて、異性に非現実的で過大な要求を突きつけてしまいます。それはある意味、恋に恋する盲目の状態と言えます。

当然、そんな要求に応え続けられる人は居ませんから、何度も出会いと別れを繰り返して、際限なく幻想を追い求めることになります。

このような恋愛経験は、いくら積み重ねても人としての成長には繋がらず、無駄に年齢と経験人数を増やすだけです。

 

最高の相手と、最高の恋愛をしてみたいとか、必ず恋愛を成就させたい、失敗などしたくないという気持ちは分かります。

でも、異性を好きになることと、相性の良さは別の話ですし、相性は属するグループ・ソウルによって決まるものです。

好きという気持ちに素直になっても、その先にあるのは悲恋失恋だけですし、そこから学べることも殆どありません。

 

辛い恋愛経験によって幻想から醒めてしまい、異性に若さと時間を奪われただけだと理解した人は、いわゆるATM婚に走ります。

ATM婚とは、ハイスペックな異性が持つ社会的地位と、金銭を手に入れることを目的とした、恋愛感情の無い結婚を言います。

昔から玉の輿婚や、逆玉婚を狙う人は居ましたが、ATM婚は自由恋愛の時代に咲く仇花(あだばな)であり、異性への無差別な復讐に過ぎません。

 

ATM婚を狙ってくるのは、フェミニズムの影響で被害者意識を持つようになった女性か、病気や障碍で働けない、もしくは働きたくない生活困窮者が殆どです。

ただし、最終的に自立を目指している人の場合は、ATM婚とは言いません。

霊性の低い人物が、他者依存の正当化と、人生一発逆転の手段として狙ってくるのが、ATM婚なのです。

 

ATM婚は絶対にダメですが、同じグループ・ソウルに属する者同士で助け合うための結婚は、生活支援婚や、相互扶助婚とでも呼称し、大いに推奨すべきものです。

何故なら、一時の恋愛感情よりも、グループ・ソウルの同胞意識の方が強く、長続きするからです。

異性との関係で大切なのは、お互いの背中を預け合うような絶対的信頼関係であって、いくら追っても追いつかない逃げ水のような恋愛感情ではないのです。

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