恋愛と第一印象

スピリチュアル恋愛術

恋愛は相性が最も大事なポイントですが、可能な限り第一印象を良くしておかないと、相性を確かめ合う所まで話を進められません。

第一印象を良くするには、髪型と服装で外見を整えて、表情や所作(しょさ)に気を配り、声の大きさや話し方を工夫して、積極的に自分の意思を伝える努力をする必要があります。

恋愛のみならず、ビジネス・シーンでも第一印象は重視されており、まさに人間関係の基本と言えるものです。

 

生まれつき容姿が悪くても、身だしなみを整えれば、第一印象は良くなります。大切なのは清潔感なので、だらしなく着崩したファッションはお勧めできません。

ファッションと言えば、最上級の品質とデザイン性を誇るハイ・ブランド商品を連想する人が居るかも知れませんが、ゴテゴテに固めると逆に印象が悪くなります。

ハイ・ブランドのアイテムは、自らの経済力を誇示したり、格下を威嚇するのに役立つので、自己顕示欲の強い人が好んで身に付けています。その為、ブランド全体の格が下がっているのです。

 

例えば、港区女子(アマチュア)会員制ラウンジ嬢(プロ)は、ハイ・ブランドのアイテムで着飾って、ハイスペックなセレブ男性を射止めるべく、夜な夜な奮闘しています。

彼女らが生まれつきの美貌をフル活用して、自分こそセレブ男性に相応しいとアピールするさまは、まさに現代の後宮(こうきゅう)大奥といった感じです。

ゴージャスでキラキラした世界に憧れる気持ちは分からなくもないですが、その憧れは見栄(みえ)が原動力になっています。

 

ハイ・ブランドなアイテムは、言わば創業者が生み出した分身です。商品は創業者の理念をそのまま引き継いでおり、それが購入者との相性になっています。

ハイ・ブランド商品は「最高のものを、最高の人に」という理念から作られていますが、当然「安くて良いものを、多くの人達に」という理念を持つ創業者も存在します。

どちらの理念が正しいとは言えませんが、この理念の差が、創業者の「格」「位」に直結しているのです。

 

ブランドに「格」があるように、人間にも「格」があります。そして、自分に見合ったブランドを身に付け居ないと、せっかく購入したアイテムに格負け、位負けしてしまいます。

一流は一流を知ると言うように、各ジャンルで本物に手が届いた人は、本物を見抜く目を持つようになります。そういう人だけが、本当にハイ・ブランドを使いこなすことができます。

ハイ・ブランド商品が持つ、最高の品質に惚れ込んでいるなら話は別ですが、自己顕示欲だけの人に本物を見抜く目は無いので、結果的に格負け、位負けしてしまうのです。

 

人間の五感は、こういった膨大な情報を一瞬で、感覚的に伝えてきます。そして、これこそが第一印象の正体なのです。

付き合いが深くなれば、強者か弱者か、格上か格下かなどは、大した問題ではなくなります。でも、出会ったばかりの頃は、こういった情報がモノを言うのも事実です。

要するに、相性や、好きか嫌いかを問う前に、まず第一印象という壁を乗り越える必要があり、その壁を乗り越えられないと、門前払いされてしまうということです。

 

「公」においては世仮の姿に磨きをかけて、「私」においては決してブレない自己を養う。このファッションの二本立ては、霊性向上のトレーニングになります。

確固たる自己が無いと、恋愛という個性の共鳴現象は起きません。そして、あるがままの自己を、身だしなみ、言語、仕草などで表現し、伝える努力をしないと、異性と深い関係になれません。

異性と深い関係にならないと、相性の良し悪しや、共鳴の心地よさも分かりません。そしてそれは、自己顕示欲だけの人や、見栄っ張りな人には、一生分からないことなのです。

 

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