恋愛と毒親

スピリチュアル恋愛術

一般的には、毒親持ちは恋愛が下手だと言われています。それもその筈で、自分が嫌いな人は、他人を好きになれないからです。

他人を好きになれないのに、恋愛をしたいと考えるのはおかしいですし、おかしな思考のもとに行動を起こしても、上手く行く訳がありません。

恋愛は自分の欲求を満たすためではなく、他人と一緒にいることを楽しむものです。良い恋愛をしたいなら、まず自分と他人を好きになる必要があります。

 

いくら容姿に恵まれていても、いくら財産や社会的ステータスがあろうとも、自分と他人を好きになれない人に、良い恋愛はできません。

実の所、恋愛経験が豊富な人ほど、恋愛が下手だったりするのですが、そういう人は歪んだ自己愛を持っていて、心の底では異性を見下しているものです。

いつも強気で、やたら攻撃的な人ほど、本当は自信が無いのです。何故なら、本当の意味で愛された経験が、一度もないからです。

 

愛された経験がない人ほど、虚勢を張ったり、他人をイジメたりするものです。何故なら、そうしないと不安に負けたり、苛立ちを抑えられなくなるからです。

虚勢すら張れなくなった人は、表面上は大人しくても、心の中は屈辱と劣等感の嵐が吹き荒れています。このような精神状態では、とても良い恋愛などできません。

愛された経験が無い人は、他人を愛せず、好きにもなれません。そういう人が子供をもうけても、毒親にしかなれないのは当然です。

 

しかし、他人を尊重し、見守ることさえ覚えれば、毒親持ちでも恋愛を楽しみ、幸せな結婚をして、キチンと我が子を成長させることができます。

毒親には、育児放棄型と、過干渉型という2つのタイプがあります。実際は2タイプ複合型の方が多いのですが、対処法は同じです。

毒親持ちの自覚がある人は、まず毒親と距離を取り、それ以上の干渉を防ぐ必要があります。距離さえ取れれば、育児放棄されても問題は起きません。

 

そして社会人として自活をしながら、自分で自分を育て直しましょう。そして、毒親そっくりな人物に干渉されても、キチンと拒絶することを覚えてください。

母親が付きっきりで世話をするかのように、自分で自分を守ってあげましょう。そして、そんな自分を尊重し、見守ってくれる人とだけ関わるようにしてください。

本当に優しい人は、あるがままの自分を愛してもらった経験があるので、気を利かせてほうっておいてくれるか、心に沁みる細やかな思いやりを見せてくれます。

 

本物の優しさと、あるがままを受け入れる愛だけが、他人の心を癒し、成長させてくれます。そして、本物を知れば、偽物も分かるようになります。

あとは自分自身で、自分なりに、本物の愛と優しさを体現するだけです。愛と優しさは完璧である必要はなく、失敗というものもありません。

だって、相手の邪魔をしなければ良いだけですからね。簡単です。

 

「そんな人に魅力は無い」とか「甘やかすのは良くない」とお考えになる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご安心ください。

誰の何の魅力を感じるかは相手次第ですし、自己責任論や、他責文化が浸透しつつある今、厳しく躾けられた人の方が、生き辛い世の中になっています。

特に過干渉型の毒親持ちは、理不尽なレベルで厳しく躾けられているので、自分で自分の心を緩めることを覚える必要があるのです。そしてそれは、魅力以前の話です。

 

細かいことを言えば、毒親に歪められた認知や、思考の悪癖を正す必要もあるのですが、この取り組みは早くて10年普通で20年という長い年月を要します。

それよりも、自分で自分を守ることを覚えたり、他人から愛と優しさを教えてもらう方が先です。

何故なら、この2つを知らない人は、苦手意識から恋愛を避けて婚期を逃したり、自信の無さに付け込まれて利用されたりするからです。

 

毒親持ちでも、自分や他人を好きになれますし、幸せな恋愛もできます。パートナーを傷つけたくないという優しさがある人なら、なおさらです。

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