睡眠と夢見

霊性を高める方法

質の高い睡眠は、頭脳と体の疲労回復、ストレス解消に効果的です。睡眠の質を高めようと思ったら、高額でハイスペックな寝具が必要だと思われがちですが、実はちょっと違います。

筋肉のコリや、骨格のズレがあると、どんなに良い寝具を使っていても熟睡できません。逆に、体が万全の状態なら、例え土の上でも熟睡できます。

筋肉や骨格の調整は、腕の良い整体師にお願いするのが一番です。更に自宅でヨーガか気功をすれば、睡眠不足の日々とは完全におさらばです。

 

そして、睡眠と切り離して考えられないのが、日々の夢見です。体調を万全に整えて、ハイスぺ寝具を完備しても、夜な夜な悪夢にうなされたら、たまったものではありません。

夢見は心身の影響を受けるので、睡眠中にもよおすとトイレの夢ばかり見る羽目になりますし、勉強や仕事で消耗し切っていると、全く印象に残らない中身の無い夢しか見られません。

何らかの問題を抱えていると、どうしても悪夢を見てしまいます。実際、仕事や人間関係の悪夢に悩まされている人は、かなり多いのではないでしょうか。

 

毎晩のように悪夢に悩まされていて、本気でどうにかしたいとと思っている人には、夢コントロールのテクニックを身につけることをお勧めします。

一般的な夢診断や夢占いでは、夢の中に出てくる物事や行動には、隠れた意味があると解釈します。でも、夢コントロールでは、夢の中に出てくる物事のパターン解析が重要になります。

夢占いだと、自分が乗っている飛行機が墜落する夢は、目標をクリア出来ないという意味になります。でも、夢コントロールの場合は、意味や解釈をつけ加えたりはしません。

 

同じ夢を繰り返し見たら、現実世界で何が起きるかを数日間観察しましょう。観察する理由は、自分にとって飛行機墜落の夢は悪天候のサインなのに、他の人には晴天のサインだったりするからです。

他人と似たような夢の内容でも、人によってサインの意味が全く違ったりするので、キチンと観察して、パターンを解析する必要があるのです。

解析したパターンは、忘れないように夢日記をつけて整理することをお勧めします。夢日記はブログでも構いませんが、できればノートやメモ帳など、形に残るものの方が良いと思います。

 

夢日記をつけていると、同じ悪夢を見ても、悪夢と思わなくなり、次第に不安や恐怖を感じなくなっていきます。それでも怖くてどうしようもない場合は、別のアプローチを試してみましょう。

例えば、仕事でミスを連発する夢を見るなら、誰かに助けてもらう様子をイメージしたり、知らない場所で迷子になる夢を見るなら、クルマやバイクを見つける手段を考えたりする訳です。

この対策が具体的であるほど良いですし、夢の中で対策を実行出来るように予行演習をすればバッチリです。このように日頃から常に夢に注意を払うのが夢コントロールのコツなのです。

 

「たかが夢」と軽んじれば、夢は単なる夢のままで終わります。でも、夢のサインを重視すれば、次第に夢は特別な力を持つようになっていきます。

ある程度まで夢コントロールが上達すると、夢の中に神仏や精霊などの高位存在が入ってくるようになります。これがいわゆる霊夢と呼ばれるものです。

霊夢の質は、本人の霊性の高さに比例します。通常の夢とは違って妙にリアルですし、意識も明晰なままなので、一度でも経験すれば違いが分かるようになります。

 

その際「これが霊夢か!」と思うと興奮して目が覚めてしまうので、なるべく平常心を維持して明晰夢を楽しみましょう。

また、霊夢を楽しめるようになると、高位存在から贈り物として特別な歌や踊りを教えてもらえます。

こういった贈り物は親愛の証なので、他人と共有することはできません。誰かに見られたり、聞かれたりすると特別な効果が失われるので、感謝の心を忘れずに一人で楽しみましょう。

 

贈り物をもらえるまでになると、毎晩寝るのが楽しみで仕方なくなるのですが、あまりに楽しみ過ぎて興奮してしまい、寝付けなくなることがあります。

その場合は、眉間に意識を集中して、その意識を頭頂、後頭部、首筋の順に落としていけば、一瞬で寝入ることができます。

首筋まで意識を落としても寝られないようでしたら、また眉間からやり直してください。この方法は不眠症にも大きな効果を発揮します。

夢見

 

 

因みに、チベット仏教のナーローパの六法には夢に関する秘儀があり、極めれば究極の悟りに到達すると言われています。

そこまで行かなくても、高位存在との交流を楽しんだり、ちょっとしたお手伝いをするだけでも、十分に非日常を楽しめます。

睡眠と夢見は毎日のことですし、ただ寝るだけで霊性を高めることができるので、忙しい現代人にピッタリの行法だと思います。

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