いわゆる人間関係というものは、たったの2つしか種類がありません。一つはマウンティングによる上下関係、もう一つは価値観の近さで繋がる友好関係です。
上下関係は、傲慢で自己中心的な嘘吐きか、他人を支配し、屈服させるのが好きなサディストが作り出す、残酷で不幸な人間関係です。
しかし、上下関係の構築に長けていなければ、スクール・カーストの頂点には立てませんし、会社や組織で出世するのも難しくなります。
上下関係を構築する能力は、社会で生き残るのに必要な能力ではありますが、このやり方だと独裁者(ダーク・ワーカー)にしかなれません。
独裁者は、暴力と情報操作によって他人を支配し、逆らえば何をされるか分からないという恐怖を撒き散らすことで、その地位を守ろうとします。
しかし、高い霊性と、恐怖に打ち勝つ強靭な精神力を持ち合わせるライト・ワーカーには、このような手段は通用しません。
ライト・ワーカーを束ねるリーダーは、独裁者を打倒するライト・ウォリアーとなり、その後の社会を統治します。
その統治が長く続いて、腐敗の兆候が現れると、別の考えを持つリーダー格が現れて、旧体制のリーダーを打倒します。
この戦いの円環(ループ)が何度か繰り返されると、普通の人たちは閉塞した状況にウンザリして、あろうことかダーク・ワーカーの暴力革命に期待し始めます。
人間社会の本質は、暴力と友好のループであり、人間関係はその縮図です。その根底にあるのは、各グループ・ソウルの霊的属性です。
霊的属性の違いは、考え方の違いであり、それは木・火・土・金・水の五行(ごぎょう)で表されます。
そして五行の属性は、友好を望む光(ライト)と、上下関係を望む闇(ダーク)、そしてバランスを望む太極(ニュートラル)の側面を備えています。
基本的に、善良な属性や、邪悪な属性というものはありません。しかし、時代や環境によって、発揮されるべき属性の側面と、善悪の評価が変わります。
その為、昔の価値観で今を裁いたり、今の価値観で昔を裁いたりすると、特定の属性に偏見を持ったり、差別に繋がったりするので、注意が必要です。
大切なのは、各霊的属性の違いを把握し、時代や環境に応じて、己のライト、ダーク、ニュートラルの側面を使い分けることなのです。
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