性エネルギー

コラム

「性」は新しい生命を産み出し、次世代に繋ぐ為のものですが、それ故に強大なエネルギーを秘めています。

性エネルギーは生命力そのものであり、生命力は第二次性徴期(思春期)にピークを迎え、それ以降は緩やかに衰えていきます。

思春期を迎えた男女の肉体は、蛹が蝶になるような羽化レベルの大きな変化が起きます。その変化を起こす霊的エネルギー源が、性エネルギーなのです。

 

インドのヨーガでは、性エネルギー(性力・シャクティ)は会陰部にある霊的器官のムーラダーラ・チャクラに眠っていると説明しています。

シャクティはクンダリニーとも言い、瞑想と呼吸法によって覚醒させて、頭頂にあるサハスラーラ・チャクラを完全に開放させるのがクンダリニー・ヨーガの目的です。

サハスラーラ・チャクラが完全に開放された人は、究極の悟りに到達し、輪廻転生から解脱(モークシャ)すると言い伝えられています。

 

ヨーガには多くの種類がありますが、私たちが知っているヨガのポーズは、元はハタ・ヨーガという流派の瞑想法でした。

全てのヨーガはクンダリニー・ヨーガから派生したもので、ハタ・ヨーガは長時間の瞑想を可能にする為に生み出された流派です。

しかし、世界中で流行しているヨガは、20世紀後半に生み出されたフィットネスであって、性エネルギーの覚醒と直接の関係はありません。

 

クンダリニー・ヨーガは、性エネルギーであるクンダリニーを、意識と、呼吸と、イメージによって覚醒させようとします。

気功の源流である中国仙道もクンダリニーの覚醒を目的としていますが、イメージではなく「氣」の感覚を用いるという違いがあります。

因みに、イメージが得意な人はヨーガ、氣の感覚が鋭い人は仙道(気功)が向いているので、得意な方を選ぶと良い結果が得られます。

 

クンダリニーの覚醒は、徹底した頭頂留意や、極めて高度な哲学的思考によって起きることもあります。

しかし、一般人では不可能なほど難しい上に、クンダリニー症候群と呼ばれる厄介な症状が出る恐れもあります。

クンダリニー症候群は、禅病魔境、もしくは偏差とも呼ばれていて、メンタルの問題を放置したまま、独学我流で熱心に修行した人が患うものです。

 

その為、良師に就いてしっかり修行するか、焦らずに自分のペースで霊性を高めていけば、大きな問題が発生することはありません。

また、ツインレイとの性エネルギー交流により、心身の変容が起きるという話もありますが、グループソウルのメンバーとの交流でも、普通に不思議なことが起きます。

因みに、霊性を高めているツインレイと恋愛や性交渉をすると、神秘体験としか思えない現象が日常的に発生します。

 

それが性エネルギーの本来の使い道であり、男女の和合(融合)によって到達する境地もあるということの証左です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました