休息を目的とする新しいグループ・ソウルを作るには、まずグループ・ソウルが重層的な作りになっていることを知る必要があります。
グループ・ソウルの最大単位はグレート・マザー(霊族)で、人類(人族)、民族、氏族、家族の順に、小さな単位になっていきます。
他にも、友人や仲間、組織や共同体などの単位もありますが、そこまで正確に把握する必要は無いので、単に「そういうものか」と思っていただければ結構です。
また、最初の記事で説明したように、グレート・マザーは霊的な属性を持ち、派生した下位のグループ・ソウルの方向性や、個人の性格に強い影響を与えます。
細かく言うと、各属性には光と闇の側面や、特殊な属性、複合的な属性もあるのですが、そこまで詳しく知る必要はありません。
大切なのは、生まれもった属性は決して変わらないし、他の属性とは方向性や性格が合わないと知ることです。
霊的属性を無視すると、今は仲が良くても、後で必ず揉めます。ですから、新しいグループ・ソウルを作るなら、最初から同じ属性の人だけを集めましょう。
同じ属性の人同士でも、霊性の高さが違えば揉めます。でも、お互いに向上心があるなら、そのうち和解に至るので、あまり問題にはなりません。
霊族以外の大きな単位のグループ・ソウルには、自分とは異なる属性の人も含まれますが、その場合は同属性の人だけで小規模なグループを作れば良いのです。
厄介なのは、氏族、家族といった小さな単位の場合です。何故なら、親子の属性が異なる上に、親の霊性が低いと、そのまま毒親問題に直結するからです。
子供は同じ属性の親と、お互いに引き寄せ合って生まれてくるのですが、属性が違う夫婦の子供は、属性が違う方の親との関係構築に失敗します。
これは反抗期や思春期とは別の問題なので、時間が解決するようなことはありません。かと言って、家庭内で別のグループ・ソウルを作る訳にもいかないのが悩ましい。
残念ながら、このケースは最終的に決別して、お互いに適切な距離を保つのがベストの選択になります。
霊性が高い親子なら、こういった高度な対処も可能ですが、霊性が低い親子は、お互いに自分のことしか考えないので、暴力的な手段で相手を支配しようとします。
そして、親が勝てば毒親になりますし、子供が勝てば不良になります。どちらに転んでも、ロクな結果になりません。
毒親問題の解決法については、下記リンク先の記事を御覧ください。
長い歴史の中で、従来のグループ・ソウルは重層化と細分化が進み過ぎたり、形骸化して機能不全に陥っているものがあります。
当然のことながら、そのような状態では、急激な社会の変化に対応し切れません。
面倒な柵(しがらみ)を一旦リセットする為にも、単位と属性を重視した、新しいグループ・ソウルを作る必要があるのです。
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